准教授

中村 能久(Nakamura, Takahisa) Ph.D.

2003年 東京大学大学院博士課程修了(山本雅研究室)

2003年- 2006年 東京大学医科学研究所 博士研究員(山本雅研究室)

2006年- 2013年 米国ハーバード大学 博士研究員(Gokhan Hotamisligil研究室)

2013年- 2019年 米国シンシナティ小児病院医療センター Assistant Professor (研究室主催)

2019年- 現在         同上           Associate Professor (研究室主催)

2019年- 現在  東北大学加齢医学研究所 生体代謝制御学分野 准教授(兼任)

 

その他の職歴

2006年 上原記念生命科学財団 リサーチフェローシップ

2007年- 2010年 ヒューマンフロンティアサイエンスプログラム 長期フェローシップ

2012年 Science Translational Medicine, Associate Scientific Advisor 

 

受賞

2011年 Scientist Development Award, American Heart Association, USA

 

 

〜 ご挨拶​ 〜

生体代謝制御学分野は、2019年(平成31年)1月に発足しました。分野長の中村能久は、2013年より米国オハイオ州・シンシナティ小児病院にて主任研究員としてラボを主宰し研究を行なっています。生体代謝制御学分野の発足にあたり、東北大学の国際クロスアポイントメント制度を利用し、シンシナティ小児病院での研究と並行して、加齢研にて加齢の代謝制御への影響を研究する分野として始動しました。2019年10月より、米国National Institutes of Health (NIH)留学から帰国した谷貝知樹博士を助教として迎え、分野の研究を本格化する体制を整えています。分野長と谷貝助教は、テレビ会議システムを利用して毎週研究活動のディスカッションを行い、生体代謝制御学分野の研究を進めています。

 

生体代謝制御学分野では、生活習慣病の分子基盤解析を炎症反応に注目して研究を進めています。現在、日本を含む多くの国では、肥満や2型糖尿病、非アルコール性脂肪肝炎など、食物・栄養摂取量の増加と関連する代謝性疾患(メタボリックシンドローム)の罹患率が、若年層を中心に増加しています。これらの病態は、老化現象を亢進することが示唆され、また、アルツハイマー病などの加齢に伴う老化性疾患の危険因子です。近年、過栄養・肥満な状態では、肝臓や脂肪組織などのエネルギー代謝臓器や脳において慢性的な炎症が誘導され、代謝性疾患や老化性疾患の発症・亢進の一因になることが示されています。私たちは、これらの慢性炎症反応の誘導機構を研究することにより、代謝性・老化性疾患に対する新しい治療戦略を立て、新規の予防・治療法の開発に貢献することを目指しています。

 

私たちの研究分野の特色であるシンシナティチームとの交流・共同研究を通して、国境を越えて生命科学研究を構築していきたいと思っております。私たちの研究に興味を持ってくださった方は、是非、分野長・中村、そして助教・谷貝にお知らせ下さい。一緒にアイディア・研究を昇華させていきましょう。

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